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初めてのDAWにCubaseをおすすめする理由【DTM・DAW】

初心者におすすめのDAW、Cubaseのプロジェクト画面

どうも、DAWおじさん百倍仙師 (もべせんし)です。

DTMを始めてみたいっていう人に

「パソコンで曲作りとかやってみたいんだけど、ソフトは何買ったらいいの?」

て聞かれたら私は、Steinberg社の Cubaseをおすすめしています。

他にも良いDAWソフトはあるので絶対というわけではないですが、特に使いたいソフトがないのであればCubase良いですよ!

自分は、入門用にベストだと思っています。

Steinberg社「Cubase」とは

Cubase(キューベース)は、ドイツのソフトウェア会社、Steinberg(スタインバーグ)が開発したDAWソフトウェアです。

Steinberg社はDAWプラグインであるVSTプラグイン規格の策定元であり、CubaseVSTプラグインを安定して使用できます。
また、オーディオインターフェイスのドライバ規格「ASIO(Audio Signal Input Output)」の策定元でもあり、現在は日本の音楽機材メーカーYAMAHAの傘下となっています。

現在のSteinberg製品にはYAMAHAの技術が使われた機能も多々見られます。(YAMAHAの子会社になって良い効果がでている!)

なぜ初心者にCubaseが最適なのか

オールジャンルに対応できる機能性とか、自分が使ってみて良い感じだったからとか、いろいろと理由はありますが。

へたに初心者専用みたいなソフトを選ぶよりは、初心者から上級者へステップアップしてもそのまま使い続けられるソフトの方が乗り換えの手間がなくて良いと思います。

入門用からプロ用までグレードが選べる

使えるトラック数やエフェクト数によってグレードが選べるので使い方や予算によって選択肢が増えるのが良い!

しかも、下位グレードから上位グレードに乗り換えるために、買いなおすより安いアップグレード版という仕組みがあるのもありがたい。

有料版

  • Cubase Elements(入門向けグレード)
  • Cubase Artist
  • Cubase Pro(最上位グレード)

無料版

  • Cubase AI(自社製品のバンドル用グレード)
  • Cubase LE(他社製品のバンドル用グレード)

主に上記のようなグレード分けになりますが、

特にDTMを始めるのに必須のオーディオインターフェイスを購入する際、バンドル版Cubaseが付いてくる製品を選べばDAWソフトは無償で始められます。

Cubase AIの方がCubase LEより性能的に優遇されているので、特に狙ってる製品がないのであれば、Cubase AIがバンドルされたSteinberg社製オーディオインターフェイスで始めるにが良いと思います。

メーカーの取り込み戦略にガッツリ乗っかってる感じはありますが、同じメーカーでソフトやハードを統一することはコスト削減だけでなく、相性問題などのトラブルを回避するのにも有効なのでメリットは大きいです。

VSTプラグイン、ASIOドライバが安定して動作する

Steinberg社がDAWの機能を追加・拡張するVSTプラグインレイテンシー(遅延時間)を少なくできるオーディオドライバASIOの策定元なのでVSTプラグインが動作しないとか、オーディオインターフェイスの音が出ないなどの相性問題がおこりずらく動作が比較的安定しています。

さっきも言った話ですが、大事なことなので2回言いました

初心者にとってトラブルの自己解決はかなりの時間を要する作業なので、最初からトラブルの芽を摘んでおく方が安心して作業できます。

国内シェアが高いので日本語の情報が見つかりやすい

便利な使い方などのTips、トラブルシューティングなど、日本国内のシェアが高いおかげでインターネット上に日本語の情報ページが多いのも初心者にとってはありがたいところでしょう。

WindowsMac OS両方のOSに対応している

将来的に使っている作業マシンがWinからMac、またはその反対とOSが変わっても同じDAWで作業ができるのでとっても安心!

かならずしもCubaseをおすすめないケース

基本的にはCubaseが良いと言っていますが人によっては違う選択肢も当然ありです。

Apple社のiPadMacをすでに持っている場合

すでにiPadMacを持っているなら、Apple社の無料DAWGarageBand」でDTM体験をしてみるのも手だと思います。初心者向けに楽しくDTM体験ができる良いソフトだと思います。(実は初心者じゃなくても結構楽しい!)

そこから物足りなくなったなら、

それなりのスペックのMacをお持ちなら、Apple社の本格DAW「Logic Pro」にステップアップすればかなり安上がりですみます。

プロスペックなDAWなのに現在、Mac App Storeで24,000円と、完全に他のDAWメーカーをつぶしにかかっている価格で販売しています。

Cubase推しの私もこのコストパフォーマンスには魅力を感じます。

好きなアーティストと同じソフトを使いたい

自分の好きなアーティストや音楽プロデューサーと同じ機材を使いたいという気持ちは音楽制作のモチベーションにもつながるのでおおいにありです。

ただ、ソフトだけ同じ物を使っても同じ音が出せるわけではないので注意が必要です…。

EDMなど特定ジャンルの音楽を専門にやりたい

EDMを専門にやりたいとか、ビートメーカーになりたいなど、音の方向性がそのジャンルに特化している場合は、その手のジャンルでよく使われるDAWFL Studio」や「Ableton Live」を最初から導入しておくのも良い選択と言えます。

ただ海外シェアの高いソフトなので日本語の情報サイトは少なめかもしれません。
英語が得意な人なら海外コミュニティで情報得ることも可能だとは思いますが……。

ちなみにオールジャンルなDAWであるCubaseでもEDMは作れます。

レコーディングエンジニアを目指している

作曲がしたいというよりは、スタジオのエンジニアになりたいって人は最初からエンジニア御用達のDAW「Pro Tools」を使って勉強した方が良いかもしれません。

最後に

Cubase開発のエンジニアが作った「Studio One」なども徐々にシェアを伸ばしているので将来的にはおすすめソフトが変わってくることもあるでしょうが、今のところはCubaseどうぞってお話でした。(長々書いた割には、ほんとにただそれだけの話でしたね……。)

結局、快適なDTMライフを満喫するために、初心者にとって大事なのは高機能よりまず安定性と情報の入手しやすさ。そこにつきると思います。

まあ、それでも自分がこれ良いなって物を見つけたら(ビビッときたら!)素直に欲望に従うのがいいと思いますよ。(基本的には自分のワクワク感を優先しよう!)